耐火材偽装 ニチアス、改修・交換費用300億円
11月1日21時44分配信 毎日新聞
耐火材の性能を偽装していた大手建材メーカー「ニチアス」(東京都港区)は1日、問題となった建材の取り換えや改修にかかる費用を、約300億円と見込んでいることを明らかにした。07年9月中間決算に特別損失として計上する。
改修対象は、耐火性45分と同60分の軒裏天井が約4万棟、耐火構造の間仕切り壁2種類が計約750件。自社の改修方法で試算した。4万棟のうち大半は、無償改修を打ち出した住宅メーカー「旭化成ホームズ」分が占める。旭化成ホームズなど納入先からの費用請求に備え、300億円を引き当てることにした。
他に性能を偽装していた6万棟分の耐火性については改修対象に含めず、費用として計上しない。ニチアスによると、民間性能評価機関で1日に再試験した結果、一定の耐火性が認められ、改修の可能性が低いと判断した。ニチアスは4〜6年前、この評価機関の試験を不正な手口でくぐり抜けたが「今回は不正はしていない」(佐藤照夫技術本部長)という。
ただ、納入先の住宅メーカーが改修を求めた場合は応じる方針で、費用はさらに増える可能性もある。【辻本貴洋】
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